骨折シリーズを書いている途中だけれど、最近観た2022年アカデミー賞ノミネート作品“CODA”があまりにも素晴らしかったので、感動が冷めないうちに記録しておこうと思います。今回のアカデミー賞は日本の映画『ドライブ・マイ・カー』も作品賞等にノミネートされており、なかなか注目度が高いなと思っていました。CODAは作品賞、脚色賞、助演男優賞にノミネートされており、聴覚障害のある一家でただひとり耳が聞こえる少女(CODA=Children of Deaf Adults)が主人公のお話。

アカデミー賞に先立って開催されるSAG Award (Screen Actors Guild Awards)をテレビで観て、ここでもCODAがノミネート(かつ受賞)されており、映画の紹介をみながらこれは観てみたい映画だと感じるものがありました。CODAはApple TV配給の映画で、うちはApple TV入っているので特に購入やレンタルの必要もなくそもまま気軽に観れてしまいました。
耳の聞こえない家族の話ということで、割とシリアスなドラマを想像してしまいがちですが、この映画に関しては嫌な意味での重たさが全くなく、ユーモアも随所にあるところが良い意味でとても現代的(あるいはアメリカ的)だなと感じます。舞台となったマサチューセッツ州にある漁港の雰囲気も本当によく描かれていて、現地を訪れてみたくなります。
何より俳優陣が本当に素晴らしく、アカデミー助演男優賞にノミネートされたTroy Kotsurはもちろんのこと、主人公のEmilia Jonesは本当にCODAのバックグラウンドもつ女優かと思って観ていました。後で調べたところエミリアは9ヶ月撮影のために手話を学んだと書いてありましたが、逆に9ヶ月でこんなネイティブな手話ができるものなのか?なぜ彼女はアカデミー主演女優賞にノミネートされていないんだ?と疑問が募ります。とにかくTroyは絶対にアカデミーを取って欲しい!!ちなみに彼はSAG Awardsでは助演男優賞を受賞しました。

夫と二人でこのCODAを観て感動していましたが、もうこの映画が好きすぎて他の誰かとも感想をシェアしたいなと思うのですが…逆にApple TVを契約していない人は全然観られないのか?そこがなんとも悩ましい。レンタルとかで契約していない人も観られたらいいのに。
それにしても、こういう質の高い映画が従来の映画配給会社ではなくAppleやネットフリックス等で出てきているというのが、時代の変化だなと感じます。大手配給会社が渋るような内容の作品もこうした潮流のおかげで攻めた作品作りをできるというのは良い傾向ですし、映画会社もそろそろ危機感を持ち始めているのでしょうか。
ちなみに作品自体とは全然関係ないけど、やはりアメリカの東海岸ってすごくよく魚介類が取れるんですね。映画冒頭で主人公のお兄さんがロブスターを捕獲してたシーンを見て「うおー!それ直売りしてくれ!」と強く思いました。肉食の多いアメリカだけど、魚介類を直売りしているマーケットとか探してみたい。
第94回アカデミー賞は3月27日。我が家はポップコーンとジンジャーエールとワインとポテトチップスなど用意して万全に備えたいと思います。『ドライブマイカー』も何か取れるといいですね(外国映画賞とか)。でも作品賞はやっぱCODAに取って欲しい。