EAD更新が間に合わない③

いよいよEAD期限の２週間前になっても新しいカードも何のアップデートもないということで、部署の上司と私、人事担当者とでミーティングをしました。

ちなみにこの時点で私は、EAD期限切れとなった場合にまた新しいEADで再雇用という形をとってもらえるのか、またそれが可能な場合、またイチからこのポジションへの応募をしなくてはならないのか、わからない状態でした。

人事との会議で

実際にZoomミーティングに入ると、インド系のフレンドリーな人事担当女性が予め私がメールで説明していた事情をもとに説明をスタート。要約すると、私がEAD切れで一旦退職してからEADを取得した場合、大学側は新しく応募を出すことなく私の再雇用を進めることが可能であるとのこと。ただし、休暇の持ち越しや試用期間（Probationary Period）については確認する必要がある。しかしそこでポイントとなったのが、今回はコロナ禍での特殊な状況で５ヶ月以上前にEAD更新提出をしていたにかかわらず間に合わないということであるから、なるべく最短かつ簡潔な方法で復帰できるように取り計らってみようという上司と人事担当者の意向でした。なんていい人たちなんだ…。

実はこのミーティング前までは、どうせ一旦退職しなきゃいけないならいっそ仕事を替えて、現在のようなフルタイムではなくもう少し週３−４日勤務の仕事に切り替えるのもありなのではと思っていましたが、なんだか上司も人事担当者もすごい親切でいい人なのでここはやはりこのポジションのまま頑張ってみようじゃないか、という気になってきた。

ひとまずまだ２週間あるので、その間にEAD更新が間に合えばそれでよし、そうでない場合に備えて人事担当者の方でいくつか今回のミーティングで出た疑問を人事本部に確認して追って連絡する、ということで会議は終わりました。

どうしても間に合わせたいか？

ちなみにGoogleに日本語で「EAD　更新　間に合わない」と尋ねると、主に駐妻のブログとかが出てきます。その中の一つに、何やらすごい色々頑張ってUSCISを急かしてEAD更新を間に合わせた人がいました。コロナ以前のことなので現在と事情はまた違いますが、内容としては初めやはり電話をかけまくったけど何も役立つ情報も対応も得られず（それは現在も同じく）、雇用主にレター（この人はうちで雇っているのだからEAD切れたら困る、はよ更新しろ的な内容）を書いてもらってUSCISに提出したり、果てにはその土地のCongressmanに連絡をして地元議員からUSCISに働きかけてもらうという離れ業までやっていました。そのCongrassman技を使ったらすぐにEADが承認されたということだったので、それが功を奏したのかたまたまだったのか知りませんが、そこまでの対応もやろうと思えばできるという有用な情報でした。

で、私自身はそこまでして更新を間に合わせる気がサラサラありませんでした。というのも、

1. 間に合わなければ、せっかくなので暫く休暇としてのんびり過ごしたい
2. しょせん「駐妻」が働いているだけなので、私が職を失ったところで生活に困るということはない
3. EAD期限の直後にめんどくさい仕事のイベントが３日連続で控えており、これを丸投げして辞められるのなら、ちょっと良いかもしれない

などという、どれもこれもすごくグウタラな理由によりEADが切れちゃうのもまあ別にいいかななどと思っていたのでした。

そんなわけで、２週間を切った時点で特に焦るということもなく、ひとまず勤務先の上司や人事と話ができたということに安心して、私は大学のイベント引き継ぎの方にやたら情熱を注ぐようになっていきました。一旦EADが切れて辞めてから同じ場所に再就職、という流れになるとしても、１〜２ヶ月休暇取るのも悪くない。