見事に何の予備知識もなく就活を始めた私は、電話インタビューがアメリカでは通常のステップであることすら知りませんでした。
突然の不意打ち電話
ある朝のこと。10:00は過ぎていたものの一人布団の中で寝ぼけていたら電話がかかってきました。基本はセールス電話なので無視しますが、Ann Arbor市内の電話番号だったので出てみると、相手先が「こちら何とかCollegeですが、あなたが応募した何たらポジションについてお話を…」と言い出したので跳ね起きました。
どうやら書類選考を通過して、次のステップ(=インタビュー)について話がしたいと。まず先方はポジションの勤務条件などをつらつら話し、私としては何のポジションだかよく覚えていないものの”OK”と答えました。そのうちに志望動機や前の経験をこの職種にどう活かせるか等とインタビューっぽい事を聞いてきたので「何で?面接日決めるだけでしょ?」と思いつつ頭がよく回らないまま質問に答えました。
結局「面接日については後日ご連絡しますね」と言われて電話は終わりましたが、切ったあとでコレもしや、電話インタビューだったわけ…?と思い困惑。案の定、どうやらこれは電話インタビューだったようで、私に次のFace to Faceインタビューに関するご連絡は来ませんでした。
この時の自分の電話応対のダメさ具合に青ざめ、電話インタビューがほぼ必ず選考過程に入ってくるという事実に震え上がりました。「そもそも電話って日本語でも嫌なのに、英語で電話インタビューとか無理だよ!」と友達とバーに行きハッピーアワーのカクテル飲みながらぐだぐだ言ったりもしていました。
ひとを巻き込んでの対策
さて一通りふてくされた後、とにかく何とかするしかないと思い対策を立てることに。まずは他人に助けを求めようとそのとき通っていた語学学校 (MLC)のスタッフに相談に行きました。以前の記事でも紹介した、メンタル・タフネスのセミナーを担当してくれた女性スタッフに事情を説明。彼女は私が仕事を得る事を目標にこの学校に通い始めた事も知っており、状況を常に気にかけてくれていました。
「電話インタビューは相手の表情が見えないから、誰でも難しいよ。一緒に練習して対策しよう!」と、何とも前向きで頼もしい励まし。まずは彼女とマンツーマンで向かい合って練習する日取りを決めました。彼女にとっては「余分な仕事」だろうに、なんて良い人なんだ…と自分で相談したものの驚きました。
一方、週一で利用しているWashtenaw Literacyのパーソナル・チューター制度で私の英語学習の相手をしてくれていたボランティアの人にも同じように相談をしました。彼女も快く相談にのってくれ、週に一度のチューターレッスンを実際に会って練習する時と電話でレッスンしインタビュー練習をする時とで組み合わせようと言ってくれました。
このようにして、善良なアナーバー市民を巻き込んでのインタビュー対策が本格的にスタートしました。
次回から電話インタビューの対策に入ります。