前回までの授業で2回にわたりストーリテリングの発表に備え、いよいよ最終発表になります。もうこの発表日の授業は生徒の発表&フィードバックが全てで、これまでやってきたThe moth でのストーリーを聞いたりなどはしません。
まずはくじ引きで発表の順番を決めて、先生が評価シートを各生徒に配りこれらの項目を元に評価をするよと説明します。声の大きさや話すスピード、ボディ・ランゲージ、話の内容度、文法・発音、準備をきちんとしている事が見て取れるか、など。そして早速、気の毒にも最初の発表になってしまった人から開始です。
12名ほどいる生徒の中で私は最後から2番目の発表でしたが、それまで他の発表者の”Overcoming Obstacles”をテーマにした話を聞きながら「同じテーマでも人それぞれ色んな話ができるんだな」と感心しました。あるサウジアラビアの生徒は渡米の際のビザ取得トラブル、またある韓国の生徒はバックパック一人旅中にiPhoneを引ったくられた経験、エクアドルの生徒はサッカーチームでポジション変更を要求された事について等。しかも皆それぞれ、導入の話の持っていき方や言い回し、締めくくり方などが面白くてとても参考になります。
私自身は、バルセロナの大学で語学留学をした際の経験について話しました。レベル別に分けられて入ったクラスの人たちのスペイン語レベルが私とはかけ離れて高く、なかなか授業についていけなかった時の苦労について。少し冗談も交えながら話したらクラスメイトも反応良く笑ってくれたりと、一緒にディスカッションしてきた人達なのでそこまで緊張はありませんでした。
皆の発表が終わった後は、先生が一人一人を個別に呼んでフィードバックします。その間は生徒同士で皆が発表したストーリーについて感想を言い合ったり更に質問をし合ったりします。サウジアラビア出身の生徒が私に「あなたのプレゼンは完璧だった」と言ってくれました。その人はとても上手に英語を使いこなし、賢く、しっかり自分の意見を言う女性なので、彼女にそう言ってもらえた事はとても嬉しく印象に残りました。
さて私が先生からもらったフィードバックは、話の内容、話し方や言い回しなどはとても良いが、たまに文法の間違いと発音で気になる所がある、というものでした。特に発音では Girl, Really について指摘されました。明らかに日本人の弱い”R” と”L” の所。これは多分一生直る気しないんデスヨと思いながらも、克服できるように頑張りますと言っておきました。しかし流石プロなだけあって細かい文法間違いも良い表現も、全て一切逃さず聞いてくれているなと感心しました。
これで最終発表は終わりました。この、The mothのストーリーを聞く一連の訓練と発表プロセスは、リスニングだけでなくプレゼン力を高める上でもとても良いトレーニングになったと感じています。本当に面白い授業でした。スティーブ・ジョブズの生まれた国なだけあって(?)、堂々としたプレゼン力・スピーチ力にはかなり重きを置いているように思えます。
次回は、少しMichigan Language Centerから離れて、無料のWashtenaw Literacyでのチューター制度について紹介したいと思います。