2019年夏にアメリカでの就労許可(Employment Authorization Document)を取得したものの、そのEADは2020年11月に期限が切れるようになっており、先日更新の手続きをようやく完了しました。
EADは更新の方が時間がかかる?
通常、手続きでいうなら初回の申請に最も時間がかかり、その後の更新では初回ほどの時間はかからないと考えがちですが、EADの場合はその逆です。
他のアメリカ在住者のブログでも「EADは初回申請より更新の方が時間がかかる」といった内容のものがいくつかあり、また実際に私の知人もEAD更新が間に合わずに会社を一旦退職しなくてはならないという話を聞きました。そのため、EAD更新は提出開始可能な6ヶ月前に申請できるようにしておくべきだなという認識でいました。ただ気がかりなのは「通常時」ですら更新には3−4ヶ月かかるケースが多いというのに、2020年コロナウィルスのパンデミックで混乱しているこの時期にUSCISオフィスもしばらく閉まっていた状態。これは6ヶ月前に更新出願しても間に合わないのでは?という不安が常にありました。
結論から言うと、USCISが書類受理してから3ヶ月と数日で新しいEADカードを受け取ることができました。タイムラインで言えば以下のような感じ。
- 6月上旬:USCISへ書類送付。受理されて小切手が引かれていることを確認。
- 7−8月:何のアップデートもなし。すごい不安。
- 9月上旬:USCISのケーストラックができるサイトで、更新が認可されたとの情報確認。その後数日でApproved Letterと実際のカードが届く
7-8月にこの更新プロセスが非常に不安だったのはコロナで手続きに遅れが生じているだろうというだけではなく、I-94の期限問題があったからでした。
見落としがちなI-94期限の重要性
I-94とはアメリカを訪れる人の国外トラベル記録…というとすごくお気楽な響きなのですが、実は海外からの居住者にとってはアメリカに滞在する上でこのI-94に表示されている期限を守っていることが「合法・非合法」の重要な分かれ道になります。私はこれまで、I-94は上述の通りただのアメリカ国外滞在記録だと思っていたので、これの期限が切れた後ではたとえビザの期限が残っていても「非合法滞在」になってしまうという、そういうえらいこっちゃな代物だとは思ってもいませんでした。
私のI-94は最初に手に入れたEAD期限と同じ11月になっており、通常なら今年のどこかでアメリカ国外に旅行してI-94期限も長引いているはずだったのですが、コロナ危機が始まって以降当然どこに出るわけでもなく。そのうえEAD更新書類を送る時点では、I-94期限の存在をそもそも重要視していませんでした。実際は、I-94の期限はEADの期限にも大いに影響するらしいということをEAD更新届けを出した後で知りました。
私の場合、「現在持っているEADの期限=(イコール)I-94の期限」だったので、更新されるEADがもし現状のI-94期限に合わせて作られるのなら、更新されたEADの期限日が2020年11月で現在持っているEAD期限と変わらないという、全く更新する意味のない結果になってしまうことになります。「いやいや、流石に元のEADと更新EADの満了期限が同じになってしまうならその前に向こうが何か訊いてくれるでしょ」と思うかもしれませんが、アメリカの役所仕事がそこまでやってくると期待したらイカンと思います。
というわけで、EAD更新出願を出した後に「I-94の期限も長引かせないとまずいじゃないか」と気づきI-94の更新に取り掛かることになります。「I-94の期限更新=国境越え」については次回。