海外からの日本の楽しみ方(フレンチレストラン編)

人からよく言われるのが「和食恋しいでしょう?」とう言葉(*和食=寿司、刺身、焼き鳥、そば、天ぷら、etc…)。もちろんいわゆる和食はいつ食べてもホッとしますが、味への強いこだわりを捨てたら海外でも結構食べる場所はあります(そもそもこだわり捨てたら和食自体そんなに食べなくても平気になってくるのですが)。逆に、アメリカでなかなか出会えないのは「洋食」です。

日本向けにアレンジされた「洋食」はもはや和食と並んで「日本食」のカテゴリに入ると私は思ってますが、実際に日本食にアツいニューヨークではこれまでのステレオタイプな和食でなく「洋食」をメインに提供する日本食レストランも進出してきているようです。

そして海外にいると痛感するのが、日本のイタリアン・フレンチ料理のレベルの高さ。もちろんアメリカでも探せば凄く良いレストランは多くありますが、日本のイタリアン&フレンチは絶妙に和風アレンジが効いている所が多い。その和風アレンジした料理こそ海外では絶対食べられないものの一つと言って良いと思います。

今回、友人の婚約祝い(結婚前祝)として選んだのが東京駅にあるフレンチレストラン。新幹線を使った出張帰りの友人と待ち合わせてすぐに食事に行けるようにとほぼロケーションで選びましたが、きちんとしたフランス料理店ながら和風アレンジのよく効いた料理で、一時帰国の私にも大満足の場所でした。このレストランは東京駅と一体化している「東京ステーションホテル」の中にあり、中に入るとこんな感じになっています。

レストランの内装。天井は高めで落ち着いた雰囲気

東京ステーションホテル、Blanc Rouge https://www.tokyostationhotel.jp/restaurants/blancrouge/

友人と久々の再会を喜びつつ、早速シャンパンで乾杯。「アニバーサリープラン」を事前予約し、シャンパンとお祝いデザート、ブーケが既に付いているコースにしていました。一時帰国前にお祝い品など準備する時間も無かったので、本当にこういう気の利いたサービスは有難い。

まずアペタイザーとしてキャビアが載せられた海老のマリネから始まりましたが、富士山に見立てたグラスを蓋にして運んできたのがニクい。こういう日本的な演出は海外からのお客にも喜ばれそう。

また、次に出てきたコンソメスープも、日本的な「出汁」をぎゅっと詰め込んだ濃厚なスープ…というか本当に旨みの詰まった出汁を飲むような感触。それからメインの魚料理、肉料理へ。肉料理は「赤ワインソース」か「わさび醤油」か選ぶことが出来たので、わさび醤油を選択。脂身もよく入った肉にわさびを合わせるとギュッと味が引き締まり、これぞ日本流フレンチの醍醐味といった感じがします。

写真の上部にあるのが甘口醤油とわさび

最後の〆料理が、面白いことに「和牛時雨煮入り土鍋ピラフ」というもの。もはや本当に日本料理だなという感じがします。人によっては「ガッツリフレンチにしてくれよ」と思うかもしれませんが、私としてはこういう和風アレンジは日本でしか味わえないので大歓迎でした。

〆のご飯も食べ終えグラグラするほど満腹になったところで、お祝いのホールケーキが運ばれてきました。ケーキには私がリクエストしていたお祝いメッセージ入り。それと同時に、アニバーサリーコースに付いてくるブーケも出してくれました。

ホールケーキは友人が持って帰れればベストだったのですが、やはり不可で、その場で何とか完食。もうこのままステーションホテルに泊めてくれってくらいお腹がいっぱいでしたが、その後さらにデザートの後の小菓子が運ばれてくる。

この小菓子デザートがまた可愛く、小さなタンスに入って運ばれて来ました。サービススタッフがテーブルに置いてから一段、一段を目の前に出してくれます。これも凄く日本的なサービス・パフォーマンスでテンションが上がります。

さらに、コーヒーに付いてくる砂糖が東京駅の煉瓦をイメージした三色の砂糖を綺麗に並べてくれていて、何とも芸が細かくて感心します。

和三盆などを使用した砂糖が色違いに綺麗に並べられている

もともと友人の都合を優先して選んだつもりのレストランですが、思いがけず自分にとってもかなり楽しめる場所でした。特に私のように一時帰国で日本流フレンチを楽しみたい人や、あるいは伝統的和食は食べ尽くした日本通の海外ゲストを招くにもかなり良い場所ではないかなと思います。

コメントを残す